1. >
  2. >
  3. 特定承認保険医療機関はどんな種類の病院?

特定承認保険医療機関はどんな種類の病院?

特定承認保険医療機関

特定承認保険医療機関とは主に大学病院

特定承認保険医療機関とは厚生労働省が認定した病院で、「高度な医療を提供する役割を担っている医療機関」を指します。
特定承認保険医療機関の主な施設としては「大学病院」が挙げられます。
大学病院は公的な病院のひとつですが、特定承認保険医療機関として認められている施設が多いです。

最先端の医療設備が整った機関

特定承認保険医療機関、主に大学病院は「最先端の医療を提供すること」を目的としています。
街中にはたくさんの病院がありますが、大学病院はこうした病院とは大きく異なる役割を担っています。

病気には種類があり、中には治療が非常に難しいものもあります。
こうした病気を患ってしまった場合、地域にある病院では治療をすることができません。
医療設備や医療機器、治療に必要な知識や技術をもった医師がいないため、対応できないのです。

大学病院は地域の病院とは逆に、こうした病気にも適切に対処できる体制を整えています。
大学病院は国から支援を受けており、最先端の医療設備が整えられています。
医療技術は日々進歩しており、それに合わせて大学病院では、新しい設備などが日本の中でもいち早く導入されるのです。

また、大学病院で勤務する医師は非常に高い医療知識と技術を備えており、がんなどの難しい病気でも治療をすることができます。
がんはこれまで治療が難しい病気といわれてきましたが、現代の医療なら適切に処置すれば治療が可能なレベルまで到達しているのです。

さらに特定承認保険医療機関では、「先端医療の研究」も行われています。
日本でも新たな医療技術の研究が行われており、大学病院は大きな役割を担っています。
大学病院ではもちろん患者の治療も行いますが、同時に新しい医療技術や設備のテストも行われています。
当然ですが、実際の患者さんに新しい技術などが用いられる場合、その安全性や有効性がしっかりと確認された上で導入されます。

特定承認保険医療機関は各地域にある

特定承認保険医療機関は全国の各地域にありますが、その数はまだ限られています。
特定承認保険医療機関は非常に高度な設備が整えられており、多額の費用がかけられています。
そのため、数はまだ少ないのです。

自分の地域のどこに特定承認保険医療機関があるのかを確認したい場合は、厚生労働省の資料を確認すると良いでしょう。
厚生労働省は特定承認保険医療機関の取扱いに関する文書を作成しており、ホームページ上で確認できるようになっています。
これをチェックすると、特定承認保険医療機関についてより深く理解することができます。
資料の内容は少し難しく感じるかもしれませんが、じっくり読むと理解できるようになっています。