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病気の種類

くしゃみをする女の子

日本人の死因で多いもの

日本人の死因トップ3はよく知られているように、癌、脳血管疾患、心疾患です。
癌は最近増え続けている大腸がんや肺がんをはじめ、胃がんや女性特有の子宮がん、乳がん、卵巣がんなど様々な種類があります。
脳血管疾患には脳溢血、脳梗塞、くも膜下出血など、命を取り留められる病気もあれば、発症すると高い確率で死に至る病があります。
心疾患には心筋梗塞や動脈硬化などがあり、血栓が詰まることで心臓が壊死する病気などがあります。
これは成人に占める割合の多い病気ですが、事故で亡くなる人もいます。
また子供などはまったく死亡原因が異なります。
たとえば9歳以下であれば先天性奇形など、先天性の病気が多く、10代は不慮の事故による死亡が多いです。
不慮の事故は誤って川に転落した、波にさらわれた、遭難した、交通事故に遭ったなど、想像だにしていなかった事故のことを指します。
20代30代になると自殺がトップに躍り出ます。
社会に進出し、精神的、肉体的疲労から来るストレスによって欝になり、自殺してしまう人が増えているのです。
また自殺による死亡は管理職になる40~50代にも多く見られます。
60代以降になると、日本の三大死因といわれる癌、脳血管疾患、心疾患がトップ3を占めるのです。
90代以降の高齢者になると、心疾患がトップになり、肺炎、さらに100歳以降では老衰がトップになります。
90歳を過ぎると、体が衰え、老衰による脂肪が増えてくるのです。

日本人医療死因トップ3を減らすために

医療データによると、2009年に癌で亡くなった方は34万4105人になります。
男性のほうが数は多く、20万6352人、女性は13万7753人となっています。
癌の患者数も40代頃から増え始め、60代から急増、この頃には女性の患者数が男性よりも多くなっています。
それでいても増え続ける癌、脳血管疾患、心疾患患者ですが、生活習慣病が原因となっていることも多いです。

生活習慣病には糖尿病、脳卒中、心臓病、高血圧に肥満が含まれており、患者数は軒並み増えています。
糖尿病は食生活の欧米化により増え続けていますが、特効薬がないため、一度かかると一生病院に通い続けなければなりません。
飲酒や喫煙、栄養バランスの乱れや運動不足が引き起こすことが多く、ストレスも上手に発散していかなければなりません。
大切なことは、医療を考えつつ今の状況をどう改善していくかです。
特に外食やコンビニ弁当が多いという人は、普段の食事の野菜摂取量が少なく、味付けも濃いものに慣れてしまっています。
野菜を多めに摂れるようサラダを追加するなどの工夫が必要です。
また運動も、家から駅2つ分歩いてみるなど、少しずつでいいので積み重ねていきましょう。
ストレスは最大の敵です。
ストレスは細胞を老化させる作用がありますので、趣味や運動、休息でしっかり発散するようにしましょう。
こうした努力の積み重ねが、徐々に病気を回復へと向かわせ、さらに予防にもつながっていくのです。