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軟部腫瘍の種類と基礎知識

皮膚科

軟部腫瘍の基本を理解する

軟部腫瘍は身体に生じる腫瘍を指し、さまざまな種類があります。
軟部腫瘍は良性のもので、大きな病気につながるものではありません。
しかし適切な処置をとる必要があるため、種類について知っておく必要があります。

軟部腫瘍ができたときに、もし知識がないと「重大な病気なのではないか」と焦ってしまうことがあります。
しかし軟部腫瘍が上記のような症状であることを知っておくと、慌てずに対処できます。
病気に関する知識はとても大切なため、理解しておきましょう。

軟部腫瘍の種類について

軟部腫瘍には種類があり、それぞれについて知っておく必要があります。
深い専門的な知識は、一般の人は把握しておく必要はありません。
治療は医師が行ってくれるため、あくまでも基本的なことを知っておけば大丈夫です。
それぞれの軟部腫瘍について専門的なことを深く理解しようとすると、それだけで膨大な手間や時間がかかってしまうため気をつけてください。

軟部腫瘍の種類のひとつめは、「ガングリオン」というものです。
名称から非常に重度の高い病気のような響きがありますが、ガングリオンは比較的一般的なものです。

ガングリオンは、手の関節に腫瘍が生じます。
手の関節に小指くらいの大きさで腫瘍ができ、その中に膿が溜まっています。
腫瘍は硬くなっていることが多いです。

ガングリオンは手にできるため、自分の目で確認しやすいです。
そのため人によっては気になってしまい、腫瘍を触ったり潰そうとしてしまったりすることがあります。

しかしガングリオンができたら、なるべく触らないように気をつけましょう。
腫瘍に手の雑菌が入り込んでしまうと、余計に症状が悪化してしまうことがあります。

次の軟部腫瘍の種類は「滑液包炎」というものです。
これは主に膝の裏側や関節の後ろ側に生じる腫瘍です。

身体の関節の中でも、膝は動かすことが多い関節です。
動かしている間に皮膚が圧迫されて、液体が溜まって腫瘍になることがあるのです。
膝を動かすときには、なるべく負荷をかけないことが大切です。

このように軟部腫瘍にはさまざまな種類があり、ほかにも脂肪腫などがあります。
それぞれの種類を、しっかりと理解しておきましょう。
まずはひとつずつ理解するのも良いでしょう。

軟部腫瘍ができたらどうするべきか

軟部腫瘍ができたら、なるべく手で触らないように気をつけてください。
軟部腫瘍が悪化する原因の中でも、手の雑菌が入ってしまうことは大きなものです。
気になるかもしれませんが、我慢してそのまま放っておくようにしましょう。

また、なるべく早く治療するには、病院へ行くことが大切です。
医師による適切な処置を受けることで、軟部腫瘍は早く治すことができます。
軟部腫瘍は比較的軽度の症状ではあるものの、場合によっては大きな症状になってしまうこともあります。
油断せずに早めに対処することが、非常に大切です。