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血液疾患の種類と基礎知識

血液疾患

血液疾患について基本を理解しよう

血液にさまざまな症状が生じる血液疾患は、たくさんの種類があります。
血液疾患について理解する場合、まずはこれらの種類を知る必要があります。
血液疾患といっても種類ごとに原因や治療方法も異なるため、どのようなものがあるかを知ることが大切なのです。

ここでは血液疾患の代表的なものについて、病名と基本的な知識を紹介します。
参考にして、今後に役立ててください。

血液疾患の代表的な種類を紹介

血液疾患の種類のひとつめは、「鉄欠乏性貧血」というものです。
貧血はよく知られた症状ですが、鉄分が不足することが原因となることは多いです。
多くの人に起こりやすい症状のため、鉄欠乏性貧血は血液疾患の代表的なものとなっています。

次の種類として、「免疫介在性溶血性貧血」というものがあります。
これは体内に存在する赤血球という物質が減少してしまう症状を指します。

3つ目として、「血液凝固障害」という症状が挙げられます。
これは体内にある血液が、固まってしまう症状です。

血液は通常は液体の状態を保っていますが、体内に何らかの異常が起きると、血液が固まってしまうことがあります。
すると血管が詰まってしまい、体内の各部位に血液が行き渡らなくなってしまったり、場合によっては命に関わる症状が起きたりします。

さらに4つ目の種類として、「骨髄性白血病」というものがあります。
白血病はさまざまな原因によって起こりますが、骨髄が原因になって引き起こされるものを骨髄性白血病といいます。

骨髄性白血病は大きく2種類に分かれます。
急性と慢性があり、慢性白血病は慢性的に症状が起きるため、気をつける必要があります。

5つ目の種類として、「溶血」というものがあります。
これは赤血球の中に含まれるヘモグロビンという物質が、血球の外に出てしまう症状をいいます。

通常、ヘモグロビンは赤血球の膜に守られて血球の中に存在しています。
しかし体内で異常が起きたり、細菌が毒素を分泌したりすると膜が破れてしまい、ヘモグロビンが赤血球の外に出てしまうのです。
赤血球は体にとってなくてはならない物質ですが、溶血が起きることで赤血球の寿命も短くなってしまいます。

最後に「血栓症」という症状もあります。
血栓症は血管の中で血液が固まりになってしまう症状です。
血栓ができてしまうと血流が悪くなってしまい、さまざまなほかの症状を引き起こします。

血液疾患は重要な症状

血液疾患は以上のような種類があり、ほかにもたくさんあります。
血液疾患について理解を深めるには、まずは基本的な種類を把握しておきましょう。
病気は油断していると発症してしまい、ときに重大な症状に発展してしまうこともあります。
血液疾患について理解して、日頃から健康に気をつけるようにしましょう。
また、余裕があれば、ここで紹介した以外の血液疾患についても理解を深めてみましょう。