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インフルエンザ

ウイルス

インフルエンザとは

インフルエンザはインフルエンザウィルスによる急性感染症です。
日本では冬に流行し、11月下旬~12月上旬にかけて初めての患者が現れます。
ピークは12月下旬ですが、冬休みに入るといったん鎮まり、冬休みがあけてから3月までにさらに患者数が増え続け、春になる頃にやっと収まります。
しかし年によっては5月になってもインフルエンザ患者が多いなど、医療機関から報告があがることもあり、春だからといって決して安心できません。
インフルエンザは人から人にうつる病気で、感染力は高く、咳、くしゃみなどによって飛まつ感染されるといわれています。
予防するためには感染している人がマスクをすることで、飛まつ感染を防止することができますが、接触感染などもあるため、うがい、手洗いなども必須です。
潜伏期間は通常1~2日ですが、7日潜伏していた事例もあります。
発症前日から、症状が軽くなって2日後までは感染力が強く、症状が軽くなっても2日間は家で安静にし、学校や仕事は休まなければなりません。
感染力が高いのは特にA型といわれており、重篤になる人も多いです。
時にA型、B型両方を同時に発症する人もいますし、最近は1シーズンで両方別々に感染する人もいます。

インフルエンザの予防とワクチン

インフルエンザを予防するためにはワクチンが有効です。
免疫力が下がると、インフルエンザに感染しやすくなり、一般的な風邪で病院にかかってインフルエンザに感染するということも珍しくありません。
栄養バランスのいい食事を摂り、睡眠不足にならないようにすることが、まず第一の予防です。
また石鹸を使って手や指の間、爪の中、手首までしっかり洗い、目や口を触らないようにしましょう。
手袋、マスクをするウィルスの侵入を減少させることができます。
人ごみを避けるのもインフルエンザの予防法です。
冬のスキーやスケート、お祭や長時間のお出かけをするときはあまり長い時間いないようにしましょう。
家の中では換気が予防に役立ちます。
湿度は50~60%に保つようにしましょう。
ワクチンの目的は体が持つ免疫力を利用して、ウィルスに対する抗体を作ることです。
ただし、睡眠不足などの生活習慣によって、ワクチンの効果は薄まりますし、ワクチンを受けたからといって必ずしもインフルエンザにかからないわけではありません。
ワクチンは万が一インフルエンザにかかっても、重症化しづらいというものです。
毎年11月頃になるとインフルエンザワクチンの摂取が始まります。
料金も医療機関によって異なりますが、相場は3000~5000円程度です。
なお健康保険は使うことができませんので、全額自費になります。
詳しくはかかりつけの医療機関に問い合わせて見ましょう。
自治体によっては、インフルエンザワクチンの摂取費用が無料という場合もありますし、高齢者の摂取料を軽減する自治体もあります。
また卵アレルギーを持つ人は注意が必要ですし、アナフィラキシーを呈したことがある人も、ワクチンを受ける際はあらかじめ申し出て、医師の指示を受けましょう。