歯科衛生士

入れ歯洗浄剤

歯科衛生士とは

人間が栄養を摂る方法は基本的に食事。
その為、食べ物を噛み砕く為に歯は必要不可欠です。自分の健康管理の為にも歯を大切にしている人は多いのではないでしょうか。
歯科医院の数も非常に多く、日本における歯科衛生士の需要は看護師同様高まっていると言われています。

歯科衛生士の資格取得方法は歯科衛生士国家試験に合格すること。
その後、働き始めることができます。
ライセンス制の資格ですので誰でもなれる職業ではありませんが、専門学校などの状況を見ると毎年7,000名以上の卒業者がいることから、かなり多くの人材がいる業界と言えるでしょう。

歯科衛生士の平均年収は360万円程度

月収換算で25万円になりますから、医療系の職業としてはやや物足りないという認識もあるでしょう。
こういう事情もあり、歯科衛生士の需要が増加する一方で、現在働いている人の離職率の高さが問題になっています。
退職者が多いことが原因で歯科衛生士の人材不足を招いているのが現状です。

ただし、これは歯科衛生士側の問題だけではありません。
主に開業医を行っている歯科医側の中には、歯科衛生士は職場における花としての役割があると考えている方も多いという事実を見逃すことはできないでしょう。
つまり、中高年の雇用に対してはネガティブな姿勢を持っていることも人材不足を招いている一因です。

歯科衛生士を退職してしまう人が多いと、実務経験を通じたノウハウが蓄積されません。
給与面と業務内容とのバランスから医療の世界を夢見て進学した割には物足りないなと感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、歯科衛生士は非常に重要な職業であり、やりがいを感じさせる瞬間も多いものです。

また、歯科衛生士の給与が低めとは一概に言えません。
歯科衛生士としての資格を活かし歯の美容を保つホワイトニングコーディネーターや歯磨きサロンを開いて独立する事も可能です。
フリーランスという手もありますが、独立や開業を視野に入れて将来を考えた場合は自分の施設やサロンを持つ事はモチベーションにもつながりますし、中には逆に歯科医師を雇う事も理論上では可能です。
資金繰りや物件探し、また今後の展開をサポートしてくれるサービスも増えているので、歯科衛生士のキャリアプランも変わってくることも考えられます。

歯科衛生士が主にコミュニケーションをとるのは歯科医と患者様でしょう。
先ほど職場に花を添えるような存在と述べましたが、実務面では非常にやりがいを感じさせられます。

日本人の多くは歯周病にかかっていると言われています。
また、虫歯や歯石といった歯のトラブルに悩まされている方は多いはず。
さらには口臭をはじめとした口腔トラブルも含めると、歯科医院の需要は非常に高いのです。

最初にお伝えした通り歯は人間の健康と密接に関係しています。
歯科衛生士法にも掲げられている通り、歯科疾患の予防および口腔衛生の向上を図るという重要な役割を抱えています。
歯科医のサポート役として、あるいは患者様の健康的な生活を図る為の医師との橋渡し役として、歯科衛生士は重要な役割を求められているのです。