管理栄養士

管理栄養士とは

メタボリックシンドロームの問題をはじめとした生活習慣病の問題が叫ばれる中、管理栄養士の役割は社会的な意義は高まっています。ここでは、管理栄養士のなり方や役割について考えてみましょう。

管理栄養士は厚生労働大臣から免許を受けることで働くことができます。
一般的には病院などで傷病者に対して栄養指導を行うとともに、給食の栄養管理や献立作成を行います。

管理栄養士になる為には栄養士の免許を取得後、管理栄養士国家試験に合格しなければなりません。
管理栄養士の受験資格は在学期間と実務期間の経験を合わせて5年以上の者に発生されます。
また、管理栄養士要請施設での過程を修了した者は、4年時に管理栄養士国家試験の受験資格が認められます。

なお、栄養士の免許は短期大学や大学、専門学校での過程を修了し、一定の技能と知識が認められた者に対して発行されます。
ただし、夜間および通信過程での取得が認められていない資格。
全日制の学校に通学する必要があるでしょう。
社会人になってから資格取得を検討している場合、現在勤めている会社を退社する必要があるかもしれません。

0から管理栄養士を目指す場合、大学のカリキュラムは非常に充実

バイトをするにも時間的な制約が多いという声が上がるほど、管理栄養士の資格取得は大変な道のりであることは理解しておきましょう。
管理栄養士の年収は地域差や年齢差が激しいと言われており、一概には確認することが難しいようです。
しかし、栄養士の平均年収が平成24年時点で324万円であることを考えると、それ以上であることは想定できるでしょう。

ただし、管理栄養士の資格を持っていても、既にそのポストに人材がいる場合、栄養士としての役割を求められることも少なくありません。
この点、資格を持っているから即管理栄養士になれるというわけでは無いことを理解しておく必要があるでしょう。

管理栄養士の仕事はどちらかと言えば裏方的な要素が強いです。
通常、医師や看護師をはじめとしたコメディカルチームと異なり、表に出て患者様やそのご家族と触れあう機会はありません。
その為、実感として患者様の役に立っているのか分からないということもあると思います。

管理栄養士として患者様に触れる機会としては、病院内や企業向けに開催される栄養指導の講習会などではないでしょうか。大勢の前で管理栄養士の立場から栄養に関する知識理解を深めてもらうという役割を与えられると思います。
ある意味では表舞台で一番輝いている瞬間かもしれません。

ただし、日常的な裏方業務も非常に重要です。管理栄養士がいなければ病院の給食献立は円滑に作成できません。
非常に存在意義のある人材であることを理解しておきましょう。