柔道整復師

柔道整復師

幅広い分野に活躍されている柔道整復師という資格

生活の中で階段から落ちたり、滑って転んだりすることもありますし、学生さんなどはスポーツの中で怪我をすることもあります。
打撲やねんざ、軽い物ならいいのですが、脱臼や骨折等、完治までに長い月日がかかる事も多いです。

こうした日常生活やスポーツなどによって生じた打撲やねんざ、骨折に脱臼等の怪我を治療するのが柔道整復師です。

医療分野の場合、怪我をしたら整形外科で時に手術を行うこともありますし、投薬によって治療することもあります。
柔道整復師の場合は、こうした外科的治療ではなく「手技」による治療です。

手技を利用し筋肉や靭帯などのずれを正常な状態に戻し、治癒を早めることも可能ですし、テーピング技術を利用し患部周辺を固定することで痛みを軽減するといった治療します。

怪我の状態が改善しても痛みが残ったり、筋肉がなえている状態なので、元の状態に戻るまでには時間がかかります。
柔道整復師は正常な運動機能をいち早く利用できるように、マッサージなどの手技のほか、温熱療法などの物理療法を利用することもあります。

柔道整復師は筋肉、骨、靭帯の動きなどに精通していますし、スポーツによって故障しやすい箇所を指導し怪我の予防につなげたり、怪我を早く完治するために必要な生活上の注意などを指導し、出来る限り早く元の状態に戻る様に考え、指導してくれます。

独立・開業される方が多い仕事

整骨院や接骨院などで働き、患者さんへの対応の仕方や実際にけがの治療等経験を積み、独立、開業される方も多い仕事です。

最近は診療所や整形外科、リハビリテーション科などで手技を利用し怪我の状態が向上するように、医師やリハビリスタッフと一緒にリハビリなど指導することもあります。

独立開業した方の中には、土日、祝日じゃないとこれない患者さんもいるということで、土日祝日を休みとせず、平日定休としている所もあります。

医療機関などにお勤めされる場合には、医療機関の診察時間と合わせて治療をおこない、定時に終わる事が多いので、独立開業するよりもプライベート時間を長く持つことができるとも考えられます。

医療機関でも時間外診療を行っている場合、残業や夜の勤務ということも出てきます。
最近は柔道整復師が勤めている整骨院等も数が多くなっていますので、中には時間外でも受け付けているので、残業ありとうたっている所もあるでしょう。

人の体に関係する資格ということを理解してほしい

人の体に係わる仕事となりますので、相手の傷みや症状が少しでも軽減してほしいと願い一生けんめい頑張って治療する方を支える仕事となりますし、学生さんなどは大会が近いなど事情を持っている方もいますので、その気持ちに寄り添い、出来る限りのことをしてあげたいと考えられる気持ちも必要です。

小さいお子さんから年齢を重ねた人まで治療する機会がありますし、生活指導等も必要となっていますので、コミュニケーション能力も求められます。

柔道整復師になるためには国家試験に合格する必要がある

柔道整復師は国家試験を受けて資格を取得しなければなりません。
この試験には受験資格があります。

柔道整復師養成施設として認定されている専門学校に3年以上通う、3年制短大、大学で所定の科目を履修し卒業することで受験資格を得ることができます。

それから筆記試験の国家試験を受けて、合格することにより柔道整復しとして働くことができます。