医者

医師

医師という職業は日本の中でも非常に地位の高い職業です。
人の命を預かり、治療に向けて正当に取り組むという点を考えると、評価が高い理由もうなずけることでしょう。

医師という仕事

医師の主な仕事内容は患者様の傷病の治療や予防。
もちろん、それに伴う諸雑務や学会への出席なども業務に含まれるという認識ができるかもしれませんが、大前提として前述のような目的が与えられているからです。

ただし、医師と言っても患者様を相手にする職業とは限りません。
病気の発生する原因自体を解明しようとする、いわば研究職のような仕事もあります。

医師になる方法はただ1つ。医師免許を取得することです。
その為には医学部に入学して必要な過程を修了後、医師国家試験に合格する必要があります。
さらに医師免許を取得してからも研修医として一定期間の実績を積まなければならず、一人前の医師になる道のりは非常に険しいものがあります。

医学部への入学は現役合格が難しいと言われるほどの難関です。
しかし、偏差値60台でも合格できるところもあり、必ずしも一部の天才だけに許された免許ではありません。
勤勉ささえあれば決して就職不可能な仕事ではないのです。

医師の収入

医師の平均年収は概ね1,000万円前後と考えられています。
月収にして90万円前後です。
ただし、医局、市中病院、開業など、医師にと言っても様々な働き方が考えられます。
医師はこのくらいの収入と一概には考えづらい職業かもしれません。
もちろん、開業医の方が収入も高い傾向にありますが、設備投資や家賃を考えると、それだけのリスクが伴っていることも理解しておきましょう。

医師が関わる人間関係は看護師、薬剤師といった医療関係者。
もちろん、医療事務のスタッフも含めて病院内で働く人との連携が中心になるでしょう。
リハビリセンターのように包括的な医療を提供するような職場であれば、作業療法士や理学療法士といった幅広い医療スタッフとの連携が求められると思います。

また、医師が携わる人の中でも忘れてはいけないのが患者様およびそのご家族。
彼らは医師を絶対的な存在として見ています。
つまり、医師の指導のもと治療を行えば病状が改善するものだと思って、頼りにしているのです。

医師は激務かつ高いレベルにある職業と考えられています。
仕事の中で患者様に対して丁寧な対応をするのが難しいという瞬間もあるかもしれません。
しかし、患者様は医師を信頼しています。
だからこそ、医師側は横柄な態度で接するのではなく、親身にコミュニケーションを取ることが求められるのではないでしょうか。