歯科医師

歯についての意識が高くなっている現代

昔は歯医者さんに行くという時には、虫歯が痛いとか歯茎がおかしいなどの何か異常がある時、痛みがある時だけでしたが、現在は虫歯にならないために歯医者さんに行くという方が多くなっています。

歯について、海外では美しく白い歯であることが求められているところが多く、また歯並びについても小さい時から矯正するなど、大人になる前に治療をおこなっています。
日本では歯についてそれほど意識していない人が多かったのですが、最近は、自分についてもまたお子さんについても、美しい歯について意識される方が多くなっています。

歯科をみるとただ歯科医院、歯科クリニックというだけではなく、審美歯科、予防歯科、矯正歯科など専門分野での治療をおこなっている歯科医師もいて、歯に対しての関心が非常に高くなっている現代、専門性を持った歯科クリニックなども多くなっています。

こうした中、歯科医師の仕事についてもより専門性が深く、高度な治療が求められています。
現代の歯科医師の仕事内容等、見ていきましょう。

歯科医師は歯以外、口腔全体の治療をおこなっている

歯科医師は歯の治療をおこなうだけではなく、口腔がんや舌癌などの口腔内の病気についても治療等行っています。

歯については虫歯の治療、歯槽膿漏の治療、歯科矯正や親不知を抜くなどの治療、その他、虫歯にならないための予防として歯石を除去したり、クリーニングを行うなど、予防についても現在力を入れている歯科医師がより多くなっています。

歯科クリニックなどで行う診察や治療のほかにも、学校へ出向き児童の歯科検診をおこなったり、保健所、行政機関等で公衆衛生について仕事をされている歯科医師もいます。

歯科医師になるためには専門教育を受ける必要がある

歯科医師になるためには、歯学部がある大学などで6年間教育を受けて、歯科医師国家試験を受験、合格しなければなりませんし、試験に合格してすぐに歯科医師として認めら獲るのではなく、1年以上の臨床研修が必修となっています。

予備試験等もあるので、歯科医師の試験は合格率が6割から7割と高くなっていますが、予備試験に合格し合格できるレベルにある人以外受けていないから合格率が高いのです。

大学病院等に勤務することを希望される場合、小児歯科や矯正歯科、口腔外科などの専門科があり、大学ではこうした専門科目について取り組み方、カリキュラムなどにも違いがあるので、希望する専門分野があるという人はどの大学に進むのか、しっかりと考えなければなりません。

歯科はこれから先、さらに審美や矯正、予防等、虫歯治療以外についても発展していくと思われますし、痛みを感じない治療など行われていますので、歯科医師になってからもしっかりと新しい情報を取得し学び、時代にあった対応ができるように努力しなければなりません。
初めての歯科開業に不安な方は、物件選定から開業の資金調達等をサポートしてくれる会社に相談すると良いでしょう。
開業を成功させるための強い味方になってくれるはずです。