1. >
  2. >
  3. 診療科について

診療科について

札束

診療科目について詳しく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外科や内科といった区分ばかりではなく、年々細分化が進んでいる診療科目を見ると、自分がどのような診療科を受診すればよいかわからなくなる方もいると思います。

診療科目の表記方法

2008年4月以降、診療科名の表記方法が変更されました。
現在の基準では部位・疾患名・患者の年齢や特性・医学的処置という4つの項目を、内科・外科と大別される診療科目の前につける必要が生じたのです。

つまり、どういう病気をどんな風に対応するか記載されているといっても過言ではありません。
胃腸外科、糖尿病内科、小児外科、心療内科というようにカテゴライズされており、部位や病気およびどのような観点から捉えるかということは予め病院・診療所(クリニック・医院)名の時点で謳っているのです。

ご自身の身体がどこから不調を訴えているか考えると、大抵のケースでは迷うこともないでしょう。
たとえば、お腹の調子が悪ければ胃腸を標榜する医療機関を尋ねれば良いですし、小さなお子様であれば小児科を利用すればいいのです。

また、医学的処置についても簡単でしょう。
美容外科や心療内科という表記をしていれば、どのような目的の医療機関かすぐにわかります。
既に医師に診てもらいたい・施術してもらいたい内容がはっきりしているのであれば、受診するかどうかは本人やご家族の考え方次第かと思います。

疾病の名称分類

ただし、疾病の名称分類については少し悩むところかもしれません。
ご自身ががんや糖尿病かどうかは診察しなければわからないでしょう。
別の病院で一度診てもらった結果紹介してもらう、セルフチェックで気になって訪れるなど、ある程度限定的な状況でなければ利用できないという方もいるかもしれません。

ご自身の不調の原因がはっきりしない場合、まずは総合病院のように大規模な施設を利用するとよいでしょう。
下手に病気の原因を自分で決め付けてしまうと、自分がどんな病気に冒されているのかがわからなくなるリスクもあります。患者側の病院選びにおいて、以上のようなことを考慮に入れた上で診療科目を決めることが求められるでしょう。