歯科

虫歯

口の健康を守る診療科目

人間は食事を摂ることで栄養を補給することで生きることができます。
食事をしっかり摂るためには歯が丈夫でなければいけません。
動物の中には生涯のうちに何度か歯が生え変わる場合もありますが、人間は乳歯が抜けて永久歯になると二度と生え変わらないため大事にケアしなければいけません。
それでも虫歯や歯周病など口の中にはトラブルがつきものです。
歯や口の中に関する専門的な治療を施すのが歯科です。

診療科の違い

歯科の中には一般歯科や口腔外科、矯正歯科などが存在しています。
お住まいの近くにある歯科医院で最も多いのは一般歯科になります。
一般歯科ではよく起こりがちな歯や口の中のトラブルに対する治療を行っています。
例えば歯が痛いなと思ってよく観察してみると歯が黒くなって虫歯になっていたという場合には一般歯科を受診します。
口の健康を見守る地域のかかりつけ医として活躍するのが一般歯科の仕事です。

口腔外科は口の中だけでなく顎や顔面などの疾患を取り扱う診療科になります。
例えば口があまり大きく開かなくなり、顎を動かした時にカクカクという音がするという場合には顎関節症の疑いがあるため、場合によっては外科治療が行われる場合があります。
他にも一般歯科では対応できない親知らずの抜歯を行っています。
親知らずが痛いのに歯茎の中に埋まっているため一般歯科では抜歯できない場合には、口腔外科で外科処置を行うことになります。
他にも舌にできた良性腫瘍や顎の骨に異常が生じる顎嚢胞など様々な疾患に対応することになります。

矯正歯科は歯の噛み合わせを矯正するなどの処置を行う診療科です。
歯のかみ合わせが悪いまま成長すると、病気を引き起こしやすくなったり、機能障害を起こす原因になります。
歯並びが悪いため矯正を行うという審美目的の場合には全額自己負担ですが、審美目的以外の場合には保険適用になる場合もあります。
この他にも小児歯科では成人するまでの子供に対する治療を行っています。

参考:一般歯科とは

歯科の治療

歯科で行う治療法は患者さんの症状によって異なります。
例えば虫歯になると必ず歯を削られたり抜かれたりして痛い思いをするのではないかと怖がっている方も多いですが、必ず虫歯の治療=痛いというわけではありません。
むしろ、何も処置をしないまま放置して虫歯を悪化させる方が痛い思いをすることになります。
虫歯の初期段階では丁寧に歯磨きをしていれば問題なく過ごせる場合がありますので、正しい歯磨きの仕方を教えてもらい、虫歯が悪化しやすい歯の溝を専用の樹脂で塞いでもらう処置を行うことが多いです。
虫歯の進行具合に応じて虫歯の部分を削ったり、抜歯をするなどの処置を行います。
もちろん痛みを伴わないようにしっかり麻酔を行いますので、治療の最中に痛みで耐えられないということはありません。